珍愚庵の提案

珍愚庵の提案

珍愚庵の提案 005

NHKの受信料は電力料とセットで徴収、割引も

NHKの受信料の不払いの問題。言うまでもなく、今に始まったことではない。広告収入のないNHKだから、受益者から受信料を取るのは致し方ないが、この受信料の設定には不公平感が付きまとう。NHKを何時間見ても見なくても、大勢で見ても一人で見ても、何台テレビが合っても1台しかなくても、制作費の高い番組を見ても低い番組を見ても、世帯ごとに何円と決まっている。NHKの番組を見ているのに受信料を払っていない人だっていくらでもいる。

NHKの番組制作ポリシーへの不同意、NHK職員の時々発覚する不祥事への抗議の意志表明としての支払い拒否もある。単に受信料を踏み倒したいだけの人もいるかもしれない。昨年までは集金人が戸別訪問をしていたが、金払いの良い人からと悪い人からとでは、集金の労力も違っていただろう。わが家は、子供が生まれてから、教育テレビの子供番組の恩恵を感じて、金払いがよくなった。

一案として、電力料金と受信料とをセットにして、一枚の請求書で徴収するのはどうか。すでに早くから実施している国もある。わが国の社会通念、公共費負担への意識、システム変更に伴うコスト、ほか、十分に考慮しなければならない面があるが、NHKの将来を見て検討に値する一案だと思う。実施するとしても、まず三年間ほど試行期間を置く。併せて受信料の割引制度も導入する。

割引の適用例

など。

この愚案を叩き台にして、受信料制度の抜本的改革案を練ってくれたらうれしい。

ところで、NHKを受信しない世帯は、受信契約を解除することをお奨めする。まだ受信契約をしてなく、今後も受信するつもりのない場合は、受信契約を書面でも口頭でもしないようにすればよい。受信契約を保ったままで受信料の支払いをしないでいると、不都合を生じてもしかたがない。NHKに対する不満は、遠慮なくその内容を表明するか、受信契約を解除することで対応することができるのだ。


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