珍愚庵の提案

珍愚庵の提案

珍愚庵の提案 016

フィットネスに人力発電機を

豊かな国の住人は、カロリーの摂取しすぎで不健康。貧しい国の子供たちは、栄養失調で不健康。地球上の富と栄養の分布は著しく偏っている。

社員食堂などで、太りすぎを防ぐために、わざとご飯の量を減らしてもらい、その分で浮いたコストで食べ物を貧しい国の子供にプレゼントするプランがあると聞いた。これ、うまく行っているかな?

豊かな国には、過剰な摂取カロリーを消費するためにフィットネス通いする人が多くいる。汗を流して筋力を高めれば、より体脂肪を燃焼しやすい体にもなって行く。

フィットネスで使う器具で発電できないだろうか? その電力を金銭に換算し、貧しい国の貧しい子供たちに栄養を与えるための寄付金とする。フィットネスの利用者には、その人が削ぎ落とした体脂肪量(グラム数)と寄付金額とを表示する。

人間の機械的出力を0.3馬力とすれば、約250ワット。電気エネルギーへの変換効率80%で30分間発電すれば、0.1Kwh(キロワットアワー)。東京電力の場合、約2円分。う〜ん、2円にしかならないのか。これじゃあ、発電機と付随機器との減価償却費にもならないか。

でも、これを売りにして会員募集に役立てたらどうか。電気のない山の上などに置いて、携帯電話やデジカメの急速充電に使うことはできないか? 震災時に人力発電機として避難場所に置けば、若いボランティアたちが玉の汗で駆動してくれるのではないか?


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