磁気カードのパスネットが終わって、Pasmo, Suica ほか、ICカードの時代になった。便利ではあるが、どんなに乗っても何の特典もない。今は見られなくなったが、JRのオレンジカードやIO（イオ）カードも、経済的なメリットはなかった。
一方、昔ながらの回数券は健在で、10枚分の発売額で11枚、12枚、14枚などを買うことができる。その回数券も、区間式から金券式になった会社線があり、使い勝手が多少良くなった。注意すべきは、紛失しないこと、無駄使いしないこと、有効期間に注意することなどであるが、これは何についても言える事ではある。
Pasmo, Suica などのICカードに回数券を入力することはできないだろうか? 券売機で回数券を購入するとき、切符を出力する代わりに、ICカードに回数券を設定するのだ。もちろんカード残額も、発売額に応じて減る。
ICカード内の回数券の使用法はどうするか。区間式の回数券なら、その区間とぴったり同じ区間を乗車した場合に、回数券の残数を1枚減らす。回数券の区間と乗車区間が不一致なら、通常の乗車と同じ扱いで、ICカード残額が減る。したがって、乗り越しがあっても回数券とは無関係の扱いなので、損はない。
金券式回数券なら、乗車区間の運賃が金券1枚の額面額以上の場合に、回数券1枚を使う。乗り越しがあれば、運賃の差額をICカード残額から引く。これでうまく行かないかな？
切符の使える自動改札機が減る趨勢にある今日、回数券をIC化することはすでに検討されているかもしれない。実現を待とう。
従来どおりの切符の回数券も残しておいて欲しい。複数人で利用するとき、事実上の団体割引になるからだ。
